塩浴について

昨日は夏は心臓の毒出しの季節…からの

夏に悪くなる手荒れについて書きました。


今日はまたお塩の話に戻りまして

塩浴について書きたいとおもいます。


ここ数年でそこそこ知られるようになってきたのではないでしょうか?

塩浴。

飽和食塩水で体を洗う。

それだけなのですがなかなか奥深いです。


実は2年ほど前にも一時実践していたのですが、やはり石鹸やシャンプーを使わないことに耐えられずやめてしまいました。


でも手荒れをステロイドを使わずに治すことを決めてからは

やはり界面活性剤入りのシャンプー・リンスなどを使うことにためらいが起きて

塩浴を再開することにしました。

塩水を飲み始めたこともいいきっかけになりました。


塩浴は まず湯船に浸かって体を温めます。

つぎに飽和食塩水を体や頭皮にぬり

しばらくこするとヌルヌルしてきます。

これは塩の浸透圧で出てきた脂。

それをお湯で洗い流して最後に冷水を浴びて脂(皮脂)を固まらせます。

これをしないとどんどん皮脂が出てきてしまいベタつくみたいです。

頭皮は特に。


わたしはやり始めて一番むずかしい…というか心理的に抵抗があったのが頭でした。

やはりいい香りはもちろんしないし

最初はけっこうクサイです。

頭皮のにおい(臭わない人もいるかも)。


でも経皮毒の吸収率という考え方で見れば

前腕を1とした場合 頭皮は3.5倍。

さらに頭皮は毒だし能力が高く

パンツを履いていないお尻(!)と言う人もいます。


手荒れが悪化してきたこともあり

割とすんなり塩浴をやってみることにしました。



ですが!!

とにかく滲みる!!

もうかきむしった後なんかは耐えられないレベルに痛い。

かきむしってなくても水疱がうごめいてる状態だと刺激されて今度は猛烈に痒くなる。

お風呂の中でなんどかきむしったことか。

冷えとり的には痒いものはかいて毒を出す という考え方に救われました。


よくアトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症について書かれているサイトだと

とにかく 掻いてはいけない とあるんですよね。

それが辛い。

だからかいてもいいっていうのはしんどいけど なんか心理的に救われる。


手荒れがMAXひどい時は

いつこの痛みや辛さから解放されるの!?

と思っていました。

少しずつ改善したきた今は

やはり原因は自分でつくっている部分が大きくて 治していくのもまた自分でやるしかないのだと深いところで納得しました。


だからほんとに手がぐちゃぐちゃで痒い時も 不思議と大丈夫。と心は据わっていました。


ちなみに今は塩浴を始めて2ヶ月ほど。

疲れてお風呂に入らずに寝てしまったのが3回くらいあったかな?

塩水+ミネラルと合わせて少しずつ良くなっています。


他にどんなことがあったかと言うと

(個人的なものです)

◇肌が白くなった

◇最後に水を浴びた時の爽快感(心臓の弱い方は冷水ではなくぬるま湯程度にしてくださいね)

◇合成香料が好きでなくなった

◇髪の毛がふわふわでボリュームアップした


あと 手荒れ的に言うと

水疱ができていても塩浴の時の塩水を手にかけてこすると 水疱がふやけてお風呂から上がったら乾燥する。

これはけっこう大きなことで 痒くてどうにもならない時も塩水に手のひらを浸したりしていました。


塩は伯方の塩や赤穂の塩などを使っています。